造園
慶應義塾大学
野沢園では慶應義塾大学三田キャンパスの植栽管理を行っています。
歴史ある大学のため、キャンパス内には樹齢を重ねた大木も多く植わっています。野沢園ではそれぞれの樹木の様子を観察し、剪定・伐採はもちろん、樹木医による診断調査なども随時行っています。
キャンパス内でも目を引く「図書館旧館」
「図書館旧館」は国の重要文化財にも認定されている素晴らしい建築物です。学生だけでなく、スケッチや見学をするために訪れる方も多く、周辺の緑が建物の景観の邪魔にならないように剪定を行っています。
当時の植生を感じさせる三田演説館周囲の植栽管理
日本で最初の演説館として作られた「三田演説館」も国の重要文化財として認定されています。木造瓦葺、なまこ壁の洋風建築が目を引き、写真撮影やスケッチをする方も多くみられます。三田演説館周辺は大木が多いため、枝葉で建物が覆われることがないよう管理しています。
シンボルツリーの大イチョウ
三田キャンパスのシンボルツリーとされている大イチョウ。この大イチョウ下のベンチは学生の待ち合わせ場所にもなっています。大イチョウの状態も観察し、状況に応じて大学にご報告しています。
幻の門沿いの桜並木の管理
幻の門がある坂道沿いには、桜が多く植わっています。傾斜地で老齢の桜もあるため、こまめに状況を確認し剪定などを行っています。
憩いのスペースを設計施工
三田キャンパスの東側、幻の門を通り抜けた場所に、学生が落ち着いて休める屋外の憩いスペースを野沢園で設計し施工も行っています。以前は草木が生い茂っていた空間でしたが、樹木診断に伴う危険な木を伐採するとともに、インターロッキングや石材で舗装を行い、学生や訪問者がランチや談笑などができる場所としています。
そのほかも三田キャンパス内にはいたるところに緑があふれていて、都内とは思えないさわやかな空間となっています。歴史も感じられる慶應義塾大学の三田キャンパス内がさらに快適な場所となるように、今後も植栽の管理を行っていきたいと思っております。