グリーンレンタル
野沢園のお正月
2024年も残すところあと数日になりました。クリスマスが終わり、年末年始の準備がはじまっています。野沢園では毎年門松をお客様の元へ納品しています。この時期は作業場にたくさんの門松が並び、その様子はいつ見ても圧巻です。
今回はこの門松についてご紹介します。
門松とは一年の幸福をもたらしてくれる神様が、家に来てもらえるよう目印となる正月飾りです。
毎年、商業施設やお家の入口に門松が飾られているのを見たことがある人も多いと思いますが、置いてある向きの違いについて知っていますか?
門松には「出飾り」と「迎え飾り」という飾り方があり、それぞれに意味があります。
出飾り
3本の竹の2番目に長い竹が、対の門松の外側に配置されているものを出飾りと呼びます。
出飾りの意味
・子供が成長して独り立ちすることを願う
・結婚など門出を祝う・願う
・病院なら患者さんが早く元気になり退院できることを願う
などの願いが込められています。
迎え飾り
2番目に長い竹が内側に配置されているものを迎え飾りと呼びます。
迎え飾りの意味
・招福の意味
・子供を授かりたいという願い
・デパートや商家ではお客さんがもっと来て商売繫盛するように
などの願いが込められています。
野沢園ではお客様のご要望に合わせて商業施設であれば迎え飾り、マンション等には出飾りで飾るようにしています。ちなみに一般的には出飾りが主流なようです。
※飾り方の呼び方や縁起は諸説あり、他の呼び方もあります。
門松を構成する竹や松、竹の切り口の形や、竹を縛る荒縄の結び方などにも意味が込められているようです。興味があれば調べてみると面白いかもしれません。
最近は街でもいろいろなデザインの門松が飾られているのを目にします。皆さんも年末年始はぜひ飾られている門松を見てみてください。
来年もすばらしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。