造園
ThinkPark Forest(大崎の森)見学ツアー
3月29日に弊社造園部のお客様である、㈱世界貿易センタービルディング様が公益財団法人日本環境協会(こどもエコクラブ全国事務局)様に協賛して行った“ThinkPark Forest(大崎の森)見学&サッカースクール体験ツアー”がありました。
ThinkPark Towerのエコな秘密を探すツアーです。
私たち野沢園はThinkPark Forest(大崎の森)風の道の探索のお手伝いを行いました。
ThinkPark Forest(大崎の森)風の道
ThinkPark Forest(大崎の森)とは、JR大崎駅南改札口と新西口から徒歩2分のところにある、ThinkPark Towerというビルの周りの植栽のことを言います。
ThinkParkは都市の中にあってヒートアイランド現象や緑の減少などの都市環境問題の改善に貢献できるように設計された建物です。
そのために建物の周囲には一万本以上の木が植えられており、それら木々は太平洋~東京湾からの風をThinkParkの周りへと誘い込み、木陰の提供、植物が土の中より吸い上げる水分を空気中に放出する蒸散作用により建物周囲の気温を下げるように計画されています。特に風の道周辺には40種類以上の高木が植えられています。
今回のツアーでは、風の道で3種類の植物の名前を子供達に探してもらいました。
▼マンサク/黄色のヒラヒラとした錦糸卵のような花びらをしています。
▼ソメイヨシノ/有名な桜の品種で淡い紅色の花を咲かせます(この日はまだまだ咲いていませんでしたが)。
▼馬酔木(アセビ)/白く小さい鈴のような可愛らしい花を咲かせます。
この3種類は春に花を咲かせる植物です。私たちが探索の始まりの合図をしたら、子供達は元気よく走り出し、植物を探してくれました。
見つけることが出来たことを報告してくれる子、スケッチをする子や植物の名前を1つずつ書き出す子もいて、植物に興味をもってくれているのかなと思い嬉しくなりました。
▼植物を探し終わり、答え合わせ後の解説も真剣に聞いてくれています。
今回は植物の名前を覚えてくれることが第一歩となりますが、その先の植物の魅力にも気付いていってほしいと思います。
この場所は都市環境問題の改善をはかるだけではなく、春夏秋冬、四季を通して様々な色を楽しめるようになっているのです。緑の濃淡がきれいなこの場所も秋になると紅葉で色鮮やかになります。最後にこのThinkPark Forest(大崎の森)で昨年秋の紅葉を使った“しおり”を、参加してくれた子供たちにプレゼントしました。
ThinkPark Forest(大崎の森)を歩くことがあれば、ちょっと立ち止まって植物を眺めてみてください。新しい発見があるかもしれません。