テレビ美術装飾
テレビ部・植物以外の装飾品
今回は野沢園テレビ部の仕事をご紹介します。
テレビの装飾で植物を飾るのはもちろんのことですが、植物以外にも装飾として飾るものがあります。その1つが石材です。セットで和風建築の庭を造る際によく使用されます。
上の写真では、小さめの黒玉砂利や飛び石、庭と建物の出入りに使われる沓脱石(くつぬぎいし)等は本物の石が使用されています。
沓脱石は縦45㎝×横60㎝×高さ30㎝程の大きさで重さは100㎏程度あり、とても一人では運べないようなものもあります。
写真中央左側にある石はとても大きくかなり重量があるように見えますが、この石は本物ではなくFRP(繊維強化プラスチック)という素材でできているため、軽くて1人でも簡単に持ち上げることができます。
上の写真はFRPで作られた石です。言われないとわからないくらいリアルな作りをしていますよね。こういった本物と作り物をうまく組み合わせてセットの装飾をしています。
ドラマや映画で和風の背景のシーンが出てくることがあるかと思います。よく見てみるとスタジオに飾ったセットだとわかることもあります。そういう視点でドラマを見てみるのもまた面白いかもしれませんよ。