植物
少し変わった植物たち②
4月に入り春真っ盛り、いろいろな花が咲くにぎやかな時期ですがフラワーショップにもいろいろな花が入荷しています。
今回も、他のお花屋さんではあまり見かけない、ちょっと変わった植物たちを紹介します。
一つ目はこちら
名前はオーニソガラムといいます。こんな形ですがユリ科の植物です。
球根植物で性質も強く、球根植物で面倒な休眠期の球根の掘り上げをしなくても結構咲いちゃう優等生です。
チューリップなどと同じ秋植えの球根なので夏から冬は地上部がなく、3月ごろから芽吹き出し、春にお花を咲かせます。
つぼみがぎっしりまとまってついていて、下のつぼみから徐々に咲いていくので花も長く楽しめます。
二つ目はこちら
小さい花なのでわかりづらいですがアップにするとこんな感じです。
淡くピンク掛かった八重咲き(花びらがたくさんある咲き方)の小さな花をたくさん咲かせます。
名前は天皇梅(テンノウバイ)といいます。
でも天皇とはまったく関係なく、さらに梅とありますが梅の仲間でもありません。
そもそもの名前の由来は「天の星のような小さな梅のような花」からきているそうで、産地によってはテンノウメ(天の梅)として出荷されることもあります。
お花の名前にはよくあることですがすこしでも梅に似ていると「なになに梅」、すこし香りがいいと「なになにジャスミン」とまったく関係なくても人気の花の名前がついちゃったりするので名前だけに騙されないようにしてくださいね。
ちょっと批判的に書いてしまいましたが、小さい花を枝いっぱいに咲かせる天皇梅は小さい仕立てでも花をたくさん咲かせるので初心者向けの盆栽としても最近は人気の高い植物です。
最後にこちら
写真①
写真②
写真③
写真①②③はすべてオダマキの仲間です。
写真①は一般的に花屋で販売されている西洋オダマキです。
独特の花の形が人気の品種です。
写真②は西洋オダマキの八重咲き品種でオダマキのウィンキーという品種です。
西洋オダマキの八重咲き品種なので独特の花の形がさらに複雑になっています。
写真③は風鈴オダマキといいます。アップだとわかりづらいので全体の写真がこちらです。
風鈴のように垂れ下がったお花は風に揺れると、とっても風情があります。
同じオダマキでも品種によってまったく違った花を楽しむことが出来ます。
こちらの3品種の性質はほぼ同じで春から初夏にかけ毎年花を咲かせる多年草です。
オダマキだけの寄植えなんかも素敵かもしれませんね。
暖かく、お花もたくさん咲くこの時期にぜひ、ガーデニングを楽しんでみてください。
次回は「緑創部のお客様の紹介」です。