スミレ

スミレはスミレ科スミレ属の多年草です。日本や中国、朝鮮半島に自生しています。道端や野山に咲いているのがよく見られ、人気の山野草でもあります。昔から親しまれているスミレですが、実際は生産者が少なく流通量は少なめの植物です。開花期は４～５月。スミレ色ともいわれる薄い紫や、白、ピンク、黄色といった花色が楽しめます。草丈は10センチほど。一見繊細なイメージですが丈夫で育てやすく、こぼれ種などからも簡単に増やすことができます。種子で増やすとすぐに他品種と交配して花の見た目などが変わってしまうので、お気に入りの品種は他品種と寄せ植えは避けて下さい。

スミレは日当たりがよく水はけの良い場所が適しています。地植えでも鉢植えでもどちらでも楽しめます。強い日差しが当たりすぎると葉焼けを起こしてしまうので、夏は半日陰で育てるとよいでしょう。水やりは地植えの場合雨水のみで大丈夫です。鉢植えの場合は土の表面が乾いてからお水をあげます。お水をあげすぎると根腐れをしてしまうので気を付けましょう。

スミレの花言葉は「謙虚」「小さな幸せ」「誠実」などがあります。うつむくように小さく咲くことからこのような花言葉がついたといわれています。