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八丈島出張

先日レンタルグリーンの部門の社員が八丈島に出張していましたので、今回は八丈島について書いてみようと思います。

 

なぜ八丈島に出張に行ったのかというと、野沢園には農場が三カ所あり、その一つが八丈島にあるからです。

毎年5月に社員が一か月ほど滞在して農場で生産している観葉植物の出荷や新しい苗木の植え付けを行うのですが、その前段階の下見を行っていたのです。

ちなみに残りの二つは、本社(世田谷区)と茨城県牛久市にあります。

それぞれの用途としては、本社のある世田谷の農場は、すぐにお客様にご提供出来る状態の観葉植物をストックしておく為の農場。

茨城県牛久市の農場はレンタルで使用して疲れて帰って来た植木を蘇らせる為の再生農場。

そして八丈農場は、主に野沢園オリジナルの植木を生産する為の実験・生産農場なのです。

 

ここで少し八丈島についてお話しすると、八丈島は伊豆諸島七島の一つで行政区分は東京都八丈島になります。

したがって車のナンバーは「品川」ナンバーです。

気候は、黒潮の影響を大きく受けている為、年間の平均気温は17℃と暖かく(九州の鹿児島を上回る温暖な気候)、高温多湿で年間を通して風が強く、降雨量が多いのが特徴です。

その為「東京の亜熱帯」「常春の島」などと呼ばれています。

東京の南方287㎞に位置し、面積は山手線の内側とほぼ同じ面積の69.5㎢あり、東山(三原山)と西山(八丈富士)の二つの山からなる「ひょうたん型」をした活火山の島です。

NHKで放送されていた「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったのではないかと言われています。

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〈八丈島の海は濃い群青色をしていて「八丈ブルー」と呼ばれているそうです〉

 

観光と園芸の島で、観光としては島内散策観光のほか「釣り」や「スキューバダイビング」が有名です。特産品には「くさや」や「明日葉」「黄八丈」、そして「シンノウヤシ(フェニックス・ロベレニー)」「レザーファン」「フリージア」等の観葉植物や切り葉などの生産が盛んな島としても知られています。

離島が舞台の映画やドラマのロケ地として使われる事が多く、「バトル・ロワイヤル」や「トリック劇場版2」等の撮影が行われた事でも知られています。

 

今回は農場の現状視察に社員が出張したのですが、野沢園の八丈島農場は現在東山(三原山)の麓にあります。面積は23,000㎡、4カ所に分かれています。

初期の野沢園の八丈農場はフェニックス・ロベレニー(シンノウヤシ)が高価で貴重だった時代、東京で貸植木の商材と使われ、疲れたフェニックス・ロベレニーを八丈島の農場で養生していたそうです。

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〈フェニックス ロベレニー〉            〈コルリジネ・クィーンズランド〉

 

現在は、「他のレンタルグリーンの業者が持てない植木」、いわばオリジナルの植木を生産する為の農場として、また、生産量の少ない観葉植物を実験的に生産する実験農場として活用しています。

今年も社員が八丈農場で作業します。今年は出荷量がかなり少なめですが、白いガジュマル等の珍しい植木も東京に送られてくる予定です。

東京に送られてきた植木は、お客様に納品できるように仕上げる為、しばらく世田谷の本社農場で管理され、準備が出来次第お客様の所に納品されます。

 

「お客様に喜んで頂ける植木」をより多く生産できるよう、社員が八丈島で頑張ってまいります!

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